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コラム
  • 現場ブログ
2024.03.09

現場ブログ:引き込み線の3つの口についてご紹介!

「高気密・高断熱・建築士と建てる家」岡崎市の注文住宅工務店ユートピア建設、現場監督の神谷です。

私達が造っているお家のこだわりポイントやヒミツをご紹介したいと思います。

今回ご紹介するのは建物の引き込み線です。
どんなお家でも建物内で電気を使うためには敷地外の電柱・架空線から電線を引き込み、建物内へ入れなくてはいけません。
お家の形状や電柱類との位置関係により位置は変わりますが、隣接道路側の壁面か軒天に取り付けることがセオリーとなっています。
私達が建てるお家ではこの箇所に、防水ボックスを介して3つの入り口を作ります。

①電気の引き込み口

一番重要な電線を引き込むための口。電線を括るための金具も併せて取り付けます。
ボックスの中には電線を這わせており、お家の中の分電盤へと繋がっています。
この金具に電線を括りつけ、ボックス内の電線と結ぶのは電力供給会社さんのお仕事。
建物完成までの間に私共が手配し、必ず工事期間内に結線まで完了します。

②インターネット回線の引き込み口

現代社会には欠かすことができないインターネット回線を引き込むための口。
ボックスの中には空配管が入っており、お家の中のルーター設置予定箇所(我々はLANベースと呼んでいます)まで繋がっています。
引込み口の傍に金具を取り付け、通信線を引き込み空配管の中に通すのは回線業者さんのお仕事。
回線の種類によって電気線との離隔等が変わるため、こちらは金具の取付け含めて回線業者さんへお願いしております。
回線業者さんの手配はお施主様にお願いしておりますが、引き込み作業は工事期間内でも可能です。

③アンテナ回線の引き込み口

アンテナを取り付けたり、ケーブルテレビを引き込むための口。
ボックス内には配線を通し、ボックスの外で束ねてあります。
アンテナや通信装置を取り付け、結線するのは各通信業者さんのお仕事。
こちらも手配はお施主様にお願いしておりますが、機器の取付けや引き込み作業は工事期間内でも可能です。
近年主流になりつつある光回線を使う場合は必要の無い線ですが、
後から付けようと考えると外壁に穴を開ける大工事が必要となるため、万が一を考え標準で取り付けております。

外壁に複数のボックスが取り付き、線や金具が這う様はちょっぴりごちゃごちゃして見えてしまうかもしれません。
しかし、それぞれ別の用途があり、快適な生活を行う上で大切なモノ。
それぞれの物の意味を知ってもらえると、嬉しいです。
見た目がどうしても気になる方は、ポールで引き込むというテクニックもあったりしますよ。