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コラム
  • 住まいのこと
2023.10.20

ライフステージに合わせて変化する「2ドア1ルーム」

岡崎市で高気密高断熱の注文住宅を手がけるユートピア建設です。

実際の完成したお住まいをご覧いただくことで、住まいづくりのヒントがたくさん見つかる完成見学会。
8月末に開催した『子育て世帯の「欲しい!」を全部詰め込んだ家 完成見学会』でもたくさんの方に参加いただき、家づくりのヒントを掴んでいただきました。今回は、その中で注目されたポイントの一つ、「2ドア1ルーム」について少しお話しさせていただきます。

お子さまが小さいご家庭の場合、一人で個室を使うのは10年以上先ということもありますよね。そのような場合、2ドア1ルームの子ども部屋なら、個室を使うまでは間仕切りを作らず広々と使えます。

「2ドア1ルーム」とは、子育て世帯などが将来的に部屋に間仕切りを設けて分割することを想定した、あらかじめドアを2つ設けた大きなワンルームの部屋のことです。
子どもが小さいうちは、子ども部屋として兄弟姉妹で共有して使い、子どもが成長してきたら2部屋に分割して、子どもたちの個室としてそれぞれ使えるようにする、というようにライフステージに合わせて変化させやすい空間です。

さらに、お子さまが独立されたあとは、もう一度広い部屋に戻せます。夫婦の寝室にしたり、趣味の部屋にしたり、用途はさまざま。
お子さまがお孫さまを連れて泊まりに来た時には、ゲストルームとしても活躍します。
可変性を重視するなら、2ドア1ルームは賢い選択ですね。

将来的に部屋を2つに分割するためには、ドアだけではなく、照明やコンセント、収納についても合わせて考えたプランが必要です。
部屋を分けたときの間取りを想定し、クーラーの位置やコンセント配置を考えたり、火災報知機や窓を2ヵ所ずつ設置することも大切です。
改修工事がしやすいように、壁と天井に下地を入れておくことも必要なので、将来まで考えた住まいの使い方について、しっかりと打ち合わせしておくことが大切です。

8月の完成見学会でご案内したのは、
「2ドア1ルーム」のウイリアムモリスのクロスが素敵な子ども部屋。
そのほか、子育て世帯に嬉しい工夫がたくさん詰まったお住まいでした。

▲玄関はお客様用玄関とファミリー玄関に分かれているので、ちょっと玄関が散らかっても大丈夫!ファミリー玄関にはベビーカーやお子さまの外遊びグッズも収納可能です。

▲お子さまのおもちゃなどが散らかりがちなリビングに、大容量のリビング収納を設けました。さっと片付けられるので、いつでもスッキリなリビングを保てます。

▲2人並んで使える広さのスタディカウンター。照明を組み込んだ前面のニッチもかわいい!階段下の空間を利用して、足元にはランドセル収納も設けました。