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コラム
  • 住まいのこと
2023.10.11

そもそも「ヌックって何ですか?」

岡崎市で高気密高断熱の注文住宅を手がけるユートピア建設です。

前回ご案内させていただいた、10月14日(土)・15日(日) 開催の「ヌック・スキップフロア・土間収納のある平屋 完成見学会@豊橋市」。
いよいよ今週末に開催になります。
これから住まいづくりを検討される方にとって、とても参考になるお住まいですので、ぜひ足を運んでいただければと思います。

ところで、この見学会のお知らせにある「ヌック」という言葉。あまり聞きなれない言葉だなと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ヌック(nook)とは、住宅の間取りのなかで特定のスペースの名前ではなく、「小ぢんまりしていて居心地がいい空間」や「家の中でちょっとこもれる空間」を指しています。語源はスコットランドのヌーク(neuk)で、スコットランドの建築様式である石造住宅の暖炉の側方に設けられた小さな部屋が由来となっています。

日本の住宅では、ヌックは2〜3畳程度のスペースで、LDKなどの居室の一角や玄関や階段下などに設けることが多いようです。ドアなどで区切らずにゆるやかにゾーニングして、どこの空間にも属さないスペースにすることで、家族みんなでフレキシブルに使うことができます。

●家族と過ごせる寛ぎスペースができる 程よいスペースの半個室空間であるヌックは、家族と同じ空間に居ながら、ゆったりと寛ぐことができます。ベンチのように並んで会話をすることもでき、寝転がっている間でも家族と目線を合わせて会話をすることができるので、コミュニケーションが取りやすい空間です。

●空間のメリハリが生まれる 本来壁になっている部分にヌックの空間ができることで、部屋が広く見えることはもちろん、段差があることで空間にメリハリが生まれます。

●幅広い使い方ができる多目的スペース 「ヌック」は、多目的に使用できるスペースで、カウンターを設けて書斎、趣味のスペースにしたり、子どもが遊ぶキッズスペース、本棚を設置してリーディングスペースなど幅広い使い方が可能です。小ぢんまりとした落ち着く空間のため、様々な使い途に対応することができます。

同じ空間にいながら、テレビを見ている人がいたり、読書をしている人がいたりと、各々が別のことをして過ごしながらもほどよい距離感でつながる空間にしたいという場合は、ヌックはとても有効です。

ご家族にとって、どのような過ごし方が快適かを考えて、ヌックのような手法も取り入れてみる。ユートピア建設にじっくりご相談いただければと思います。