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コラム
  • 住まいのこと
2023.08.24

「芝生の庭」って憧れますね

岡崎市で高気密高断熱の注文住宅を手がけるユートピア建設です。

「注文住宅を建てるなら、芝生の庭にしたい」と憧れる人は多いのではないでしょうか。一方で、管理が大変そうだからと躊躇している人もいらっしゃるかも?
今回は、芝生の庭の上手な取り入れ方についてお話してみたいと思います。

芝生の庭

庭に植える芝生の種類と特徴

日本で最も多いのが、コウライシバヒメコウライシバです。この2種類は日本に自生する日本芝で、手に入りやすくて丈夫という特徴があります。造園会社などで使用するのも主にこの2種類で、どちらもA4大のマット状になって流通しています。

芝生の庭のメリットは?

芝生の庭の魅力といえば、一番は芝生の緑によって景観が良くなること。また、芝生がクッションの役割を果たすことで、裸足のまま地面を歩けるほど柔らかくなるので、小さいお子様や愛犬を遊ばせるのに最適です。

人工芝との比較

人工芝の最大のメリットは、水やりや芝刈りなどの管理が不要なことです。ただし、初期コストが天然芝よりも3倍ほど高くなります。品質は、安価なものは色合いが不自然で作り物っぽさが出ますし、天然芝に近い見た目や感触のものは、非常に高価です。

芝生に適した庭の立地や土壌とは?

芝生に適しているのは、日当たりと風通しの良い立地です。特に日当たりは、春から秋にかけて、最低でも午前中いっぱいは直射日光が当たることが生育の条件です。

芝生の張り方

マット状の芝生は、マットとマットの間に3cmくらいの隙間を空けて張ります。隙間を空けないと、根が張ったときに境目が盛り上がってしまうからです。少し隙間を空けることで、仕上がりがフラットになります。また、境界のラインが目立たないように、芝マットは交互に列をずらして張るのがポイントです。隙間は、条件が良ければ1年程で埋まります。

芝生のデザイン性

このようにA4大のマット状になっているので、カーブや細かいところを切り取って形を自由に作ることができます。石やタイル、木など、さまざまな素材を使ったテラスやアプローチと組み合わせて、自由にレイアウトできます。
庭全体でなくても、効果的に芝生を取り入れることもできますね。

芝生の管理方法は?

コウライシバやヒメコウライシバは、植えた後、根付くまでが非常に重要です。芝生を張って新しい芽が3cmくらい伸びたら、伸びた分だけ刈って栄養を根に送るようにしてください。最初の1年は上を育てるよりも根っこを重点的に育てます
芝刈りには、一般的な芝刈り機のほかに、バリカン式芝刈り機、サッチ用レーキやエアレーター等を使用します。
2年くらい経てば隙間も埋まって根も育ってくるので、5cmくらい伸ばしても大丈夫です。目安としては、春〜秋までは月1回程度は芝刈りをするといいでしょう。

芝生の庭の大変なところは、この手入れにあります。芝刈り、水やりなど、年間を通してやることがたくさんあります。
そういった手間も含めて楽しむ。そんな気持ちが大事かもしれません。