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コラム
  • 住まいのこと
2020.06.28

失敗しない2世帯住宅の作り方!

少子高齢化が確実に進んでいる今、2世帯住宅が見直されているのをご存じでしょうか?
共働き世帯の増加とともに待機児童が問題となり、少し先を考えると介護の心配もあります。
孫育てにも介護にもプラスになる動線や、親子が気兼ねなく暮らせるプランニングが出来れば
2世帯住宅は魅力的だと考える人が増えているようです。

まずは2世帯住宅のメリットデメリットを簡単に見ていきましょう!

【2世帯住宅のメリットデメリット】

メリット

・いつでもお互いの状況が分かり安心する
・家事を頼める
・孫育てができる
・老後の生活をサポートできる
・土地・資金を助け合える
・生活費の削減ができる

親世帯・子世帯を「暮らす場所」でつなぐ2世帯住宅は、
お互いの生活を見守れるという大きなメリットがあります。

親御さんの体調を気遣ったり、親御さんがお孫さんの育児の手伝いをしたりと、相互に寄り添う暮らしを実現してくれます。

しかし、親世帯・子世帯それぞれの暮らし方が異なることもありますので、間取りの点で気をつけなければならないこともあります。

デメリット

・プライバシーの確保が出来ない
・気を遣う
・建築時の費用が高くなる
・生活音が気になる

親世帯と子世帯の生活のリズムは違うことが多いものです。
玄関の位置、また上下階の寝室や階段、水まわりの位置などに配慮することで、
お互いに気兼ねなく暮らせる住まいになります。

【2世帯住宅3つのパターン】

2世帯住宅は大きく分けて【完全同居型】【完全分離】【部分共有】の3つのパターンがあります。

①完全同居型の間取り

家族を構成する人たちそれぞれに必要な寝室を設け、それ以外は全て共用するのが「完全同居形」間取りの2世帯住宅です。
親世帯・子世帯内で生活の時間帯に大きな開きがない場合は、この完全同居型間取りにすれば交流の時間も増えますので、
皆で過ごせる家ができます。
一方で、生活の時間帯が大きく異なる場合や、家事を担う方々の関係性によっては、
家事をする度に気を遣わなければならない窮屈な家になるかもしれません。

②部分共用型の間取り

玄関や浴室などの設備1部を共用しながらも、親世帯・子世帯が基本的な生活をする場所を分けるのが
「部分共用型」間取りの2世帯住宅です。
親世帯と子世帯の生活時間帯が異なる場合や、適度にプライバシーを保ちたい場合は部分共用型の間取りがおすすめです。
共用する部分が増えれば、その分、建築にかかるコストを抑えることができます。
2階建てなら先の事を考えて1階に親世帯を、2階に子世帯を配置する間取りが多いです。
もしも生活時間帯が異なるという理由で部分共用型の間取りにするときは、浴室を使用する際の水音、室内を歩くときの足音が相互世帯ゾーンに響かないよう配慮する必要があります。

③完全分離型の間取り

「完全分離型」は、その名の通り、全く別の世帯として暮らす間取りです。同じマンションの隣同士で生活をするイメージです。
暮らしの全てが完全に分かれますので、すぐそばにいながらも「干渉しあわない」暮らしが実現できます。
親世帯・子世帯相互に意識して関わりを持たなければその暮らしぶりがわからない事と、建設のコストがほぼ2軒分かかることがデメリットといえます。
2階建てならば家の内側にも階段を設けて行き来できる場所をつくること、平屋建てならば窓越しにでも気配を感じ取れる部屋の配置の工夫を凝らせば、相互の暮らしを干渉せずとも、見守りができる家になります。

いかがだったでしょうか?

普段の生活から災害時にも2世帯だと何かと安心できる事が多くあると思います。

また、2世帯住宅にすると建築費が割高になる場合が多いですが、活用できる補助金もあります!
市区町村の補助金はお住まいの地域毎に内容や条件も違ってきますので
気になる方はぜひ一度調べてみて下さいね!



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