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コラム
  • 高断熱・高気密
2023.04.25

〈データから見る〉義務化に向かうZEH基準の注目度は?

岡崎市で高気密高断熱の注文住宅を手がけるユートピア建設です。

「ZEH」の義務化

住まいづくりを検討されているみなさんは、よく「ZEH」という言葉を耳にされているのではないでしょうか?実は「ZEH」は、これからの住宅における重要ポイント。2030年度からの新築住宅で、ZEH基準が義務化されることをご存じでしょうか?

そもそもZEHとは?

ZEH(ゼッチ/ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量を収支がゼロとすることを目指した住宅」です。

株式会社リクルートが実施した調査(2022年 注文住宅動向・トレンド調査)によると、「ZEHの認知率(内容まで知っている28.6%+名前だけは知っている48.8%)」は77.4%となり、直近5年の中で最高値となりました。注文住宅建築者の4人に3人以上が、ZEHを認知していることになります。
ただ、その結果をご覧いただいてわかるように、名前は知っているけど内容までは・・・という方が多いようです。

2030年度ZEH基準義務化

政府は2050年カーボンニュートラル宣言を受けて、建築物の省エネ性強化を加速させています。建築物には「省エネ基準」が定められていて、住宅以外の建築物では省エネ基準に適合していないと新築できないことになっています。
この省エネ基準について、新築住宅でも2025年度には適合するように義務化する予定になっているのですが、さらに2030年度以降は、その義務化基準を「ZEH基準」に引き上げようとしています。
現行の省エネ基準よりも省エネ性の高いZEH基準に引き上げて、住宅そのものの省エネ性の底上げを図ろうとしているのですね。

ところでこのZEH、家計への効果はどうなのでしょうか?
前述の調査で、ZEHを導入した人に「光熱費等の経済的メリット」を聞いたところ、平均額は8,562円/月となっていました。電気代は気候によって変わるので毎月同じ額ではありませんが、この額なら年間を通じて電気代のかなりの部分をカバーできるのではないでしょうか。金額帯別に見ると、「5000円以上10000円未満」が最多の29.2%になっています。

ZEH導入による光熱費等の経済的メリット(出典:リクルート「2022年注文住宅動向・トレンド調査」)

ここで、ユートピア建設とZEHについて少しご紹介させてください。
私たちは、上記の一般的な数値を超える経済効果を目指しています。

ユートピア建設は安心のZEHビルダー登録会社です

ZEH基準の高性能な住まいを提案することで、光熱費にかかっていた費用を住宅ローンの軽減のために生かしてもらい、お客様の将来の不安を少しでも解消したいと考えています。

しかし、私たちが目指すのは、ZEHのその先。
ZEHでは、計算上のエネルギー収支ゼロを目指していますが、夜になれば電気を買わなければなりません。それでは電気代上昇などの外的要因の不安はなくなりません。
ZEHは通過点であり、U-Smartが目指しているのはエネルギー自給率100%以上の暮らしです。