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家づくりノート
リフォームについて

リフォームor建て替えで迷っている方へ

新築から数十年経った我が家。住んでる家が古くなると誰もが
リフォームや建て替えについて一度は考えるのではないでしょうか?

リフォームと建て替えのどちらにすべきか、なかなか判断が難しいですよね。
そこでこの記事では、家のリフォームと建て替えを比較した場合のさまざまなメリット・デメリットについてご紹介していきます。

老朽化が進んだ住宅の状態を改善したいという場合、建て替えとリフォームの2つの方法が用いられます。
どちらの方法を選んだとしても、工事後は住宅を美しく蘇らせることができます。

しかし、リフォームと建て替えは全く別の工事のため、
家の状態や環境に合わせて適したものを選ぶ必要があります。

それぞれの工事のメリットとデメリットを知っておくことで、
より自宅の状態に合わせた工事方法を選択することができるようになり、満足のいくプランを選びやすくなります。


1.リフォームと建て替えの定義とは

リフォームの定義

既存の構造をある程度残して、新しい建材に差し替えたり、追加したりする工事です。
水廻りや、屋根・外壁のみといった部分リフォームや、目に見えるものをすべて新しくするフルリフォームなど、その改修範囲は様々です。
また最近人気を集めている、マンション内部をすべて解体撤去してコンクリート剥き出しの状態にしてから、
新しく内部を造り直す「リノベーション」もリフォームの一種とされることもあるようです。

建て替えの定義

既存の住宅を、基礎部分から取り壊して、新たに住宅を建築することを指しますので新築住宅を建てるのと変わりません。
しかし、すべての住宅が建て替え可能な訳ではなく、
「建築基準法で定められた幅員(幅)4m以上の道路に2m以上接した土地でなければ、原則として建て替えができない」など、
さまざまな制約がありますので、ご自身の住宅が「再建築不可物件」か否かのチェックを最初に行うようにしましょう。

2.リフォームのメリットデメリット

メリット

・建物を壊さなくてもよい。
・新築と比べ、工事期間が短くて済む。
・仮住まい、引越しが必要無い(状況により必要な場合も)。
・諸費用も含めた総予算が建替えと比べ低額で済む。
・各種税金が軽減できる。(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税)

デメリット

・間取りの自由度が低い。
・基礎、柱、梁などの主要構造を変えない場合、家の強度に不安が残る。
・構造補強を含めたフルリフォームは、新築より高額になる場合がある。
・シロアリ被害など、後から必要と判断されるリフォームがあると、費用が高くなる。

3.建て替えのメリットデメリット

メリット

・間取りや企画プランに自由度が高く、一から作り込めるため、家族構成に合わせて住みやすさを追求する事ができる。
・構造も含めた行政のお墨付き(検査済証)がもらえ、安全、安心である。
・リフォームに比べ、比較的容易に多額のローンが組める。
・ローンを組む場合、リフォームより有利な融資条件を引き出しやすい。
・地盤補強から対応することが出来る。
・最新の法律基準や、最新設備を導入でき、耐久性や機能性の充実を確保できる。

デメリット

・建物を解体することが前提となる。
・建築費が高額になる。
・仮住まい、引越しが必要となる。
・工事期間がリフォームと比べると長い。
・各種税金がかかる(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税など)

まとめ

いかがだったでしょうか?
住宅ごとに条件が大きく異なる事があるので、一概にどちらを選択するべきと言い切ることはできませんが、
今後も長く住み続ける、もしくは孫や子供に譲渡したい家であるなら現行の建築基準に合わせて建て替えてしまってもいいかもしれませんね。

後悔しないためにも、リフォームも建て替えも施工経験豊富な建設会社や工務店に相談した上で、検討してみてはいかがでしょうか?