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家づくりノート
家づくりについて

高気密・高断熱住宅のメリットデメリットとは?

高気密高断熱って何が良いの?

ハウスメーカーや工務店などの広告でよく目にする「高気密・高断熱」。
そもそも一体どんなものなんでしょうか?
どんな暮らしができて、どんな良いことがあるのか…

1.省エネで冷暖房費の節約

高気密・・・隙間がない
高断熱・・・熱を通さない
隙間がなく熱を通さない家は、冷暖房の効きがとても良い家ということ。
エネルギーロスを最小限に抑えて、冷暖房費を大幅に削減できます。

2.夏涼しく、冬暖かい

「逃げる熱の58%は窓から」と言われるほど、断熱には窓の性能が最重要。
窓・玄関の開口部を高性能化し、エアコンで温度調整した空気を逃がさないこと(高気密)で、一年中快適に暮らすことができます。

3.冷えや健康に良い

「冷えは万病の元」とも言い、あらゆる病気を引き起こす原因とも言われています。
室温が一定になることで手足の冷えを改善。
冬場のヒートショック・夏場の熱中症を予防します。

4.アレルギーを抑える

住宅の中でアレルギーの原因となるのは、花粉やPM2.5、ハウスダストや化学物質が代表的。
高気密高断熱住宅では、アレルギーの原因となるカビやダニの発生が抑えられ、外気汚染物質の侵入を防止します。
また、快適温湿度を保つことで、肌の乾燥が改善し皮膚炎を抑制します。

5.防音効果あり

高気密高断熱住宅は遮音性にも優れています。
外からの音を外壁が遮り、遮音で跳ね返し切れなかった音を壁の中に充填された断熱材が吸い取ります。
赤ちゃん・お子様のいらっしゃる方、楽器をひかれる方、シアタールームを作りたい方などにおすすめの嬉しい性能です。

・デメリットもある?

1.知識、技術、配慮のある建築業者でないと建てられない →ZEHビルダーは基本条件で、各工務店のUA値(外皮平均熱貫流率)とC値(相当隙間面積)をしっかりとリサーチする必要があります。
高気密・高断熱の家づくりに力を入れている会社、実際に住んでいる人からの評価が高い会社を探しましょう。

2.通常よりもコストがかかる →高性能の建材を使用するため、通常よりも建築費用が高くなります。
ただし冷暖房費などのランニングコストが下がるため、長い目で見て考える必要があります。

高気密高断熱の家はもう当たり前。
どのグレードまで上げられるか費用との兼ね合いですが、高性能であればあるだけランニングコストは下がっていきます。

国際情勢や気候変動もあり、今後どれだけ上がるかわからない電気代。
できるだけエネルギーロスを減らし、環境にも自分にも優しく暮らしたいですね。