国の住宅計画って? これからの家づくり、何を大切にすればいい? | 岡崎の注文住宅会社|ユートピア建設
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2026.05.17

国の住宅計画って? これからの家づくり、何を大切にすればいい?

「住生活基本計画」という言葉、聞いたことはありますか? 
難しそうな名前ですが、簡単に言うと「国がこれからの住まいをどうしていくか」を決めた10年間の計画です。
2026年3月にこの計画が新しくなりました。※「住生活基本計画(全国計画)」
簡潔に言うと、省エネ・長持ち・安心の3つが、これからの「いい家」の条件です。 家を建てようと考えている方、将来リフォームを考えている方にとって、知っておくと役立つことがたくさんあります。
今回はそのポイントをわかりやすくまとめました。

そもそも「住生活基本計画」って何?

5年ごとに見直される、国の「住まいの方針」

国は「住生活基本法」という法律をもとに、住まいに関する政策の方向性を定めています。
前回の計画から約5年が経ち、物価の上昇・人口減少・気候変動など社会の変化を踏まえて、今回あらためて内容が更新されました。

この計画は補助金の制度や、住宅ローン控除の条件、建築基準にも影響します。
つまり、「家を建てる・リフォームするタイミングや内容」に直接かかわってくる話なのです。

目指すビジョン(2つの大きな方向性)

① 人生100年時代の住生活基盤の再構築:高齢者、単身、若年・子育て世帯など、誰もが人生のステージや多様なライフスタイルに合わせて、過度な負担なく最適な住まいを選べる社会をつくる。
② 市場機能の進化によるストック価値の最大化:新築に頼るだけでなく、日本にすでにある膨大な住宅(インフラや周辺環境が整った既存住宅)の価値を高め、市場で本格的に有効活用・循環させる。

具体的な取り組みとは?

循環型市場の形成

日本ではこれまで「家は建てたら終わり」という考え方が根強くありましたが、国の方針は大きく変わってきています。
今回の計画では、中古住宅の売買やリフォームの市場をもっと活発にしようという目標が掲げられました。
「良い家をきちんと手入れしながら、次の世代へ引き継いでいく」——そんな文化を国として育てようとしているのです。

高齢者まで安心して暮らせる住宅を増やす

高齢期の住生活の質の向上へ向け、バリアフリー・断熱性能を備えた住宅の割合を増やすこと、リフォームによる性能向上の促進などのが目標として掲げられています。
また、見守りカメラや見守りロボットなど、、ICTの活用等の工夫を通じた見守りや安否確認の推進など、孤立を防ぐ居住環境の整備も促進されていきます。

これからの新築に、4つの大切なポイント

これからの住宅は、高い耐震性能、ZEH水水準の省エネ性能、気密断熱性能、防災性能などが必要となってきます。
国の目指す住宅ストックの水準に達していないと、住宅の持つ価値は格段に下がってしまいます。

① 省エネ性能——光熱費が安く、資産価値も守れる

国は住宅の省エネ基準をどんどん厳しくしていく方針です。
断熱・気密性能が高い「ZEH(ゼッチ)水準」の家にしておくと、夏も冬も快適で、毎月の電気・ガス代が大幅に抑えられます。
さらに、将来売却する際の評価にも有利に働きます。
省エネ性能は高ければ高いほど良いという意識でお家づくりをすすめてください。

ZEH(ゼッチ)とは?・・・「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。太陽光発電などで家で使うエネルギーをほぼゼロにできる、高断熱・高気密の省エネ住宅のことです。光熱費の削減だけでなく、補助金の対象にもなります。

② 耐震・耐災害性能——大雨・地震から家族を守る

近年、台風や豪雨による洪水・土砂災害が全国で増えています。
今回の計画では、洪水などの浸水リスクに備えた住宅対策の強化も盛り込まれました。
地震に強い「耐震等級3」の取得を目指すことはもちろん、敷地の水はけや周辺のハザードマップも確認した上で家を建てる場所を選ぶことが大切です。

③ 長持ちする設計・メンテナンスしやすい造り

「長期優良住宅」という認定制度をご存じですか?
耐震性・断熱性・維持管理のしやすさなど、複数の高い基準をクリアした住宅に与えられる認定です。
長期優良住宅は住宅ローン控除などの優遇を受けやすく、将来の売却時にも「お墨付き」として評価されます。
建てっぱなしではなく、定期的に点検・メンテナンスできる設計にしておくことが、家の寿命を延ばす一番の近道です。

④ 家族の変化に対応できる柔軟な間取り

子どもが生まれ、成長し、やがて巣立ち、老後には夫婦ふたりの生活になる——家族の形は変わり続けます。
リモートワークが増え、書斎スペースのニーズも高まりました。
今回の計画でも、ライフスタイルの変化に合わせて住まいを柔軟に変えられることが重視されています。
将来バリアフリーに対応しやすい設計や、部屋の用途を変えやすい間取りを意識しておくと、長く快適に暮らせます。

今がチャンス!住宅省エネ2026キャンペーンを使おう

「省エネ性能を高めると費用がかかりそう……」と感じる方も多いと思います。
そこでぜひ活用してほしいのが、現在国が実施している住宅省エネ2026キャンペーンです。
国土交通省・経済産業省・環境省の3省が協力して、家の省エネ化にかかる費用を補助してくれる制度です。

住宅省エネ2026キャンペーン ——4つの補助事業

2025年11月28日以降に着工した工事が対象。複数の補助を合わせて申請できます。

新築・リフォーム(国土交通省)
みらいエコ住宅2026事業・・・ZEH・長期優良住宅の新築など

窓のリフォーム(国土交通省)
先進的窓リノベ2026事業・・・最大100万円/戸

給湯器の交換(経済産業省)
給湯省エネ2026事業・・・エコキュートなどが対象

賃貸集合住宅(経済産業省)
賃貸集合給湯省エネ2026事業

新築の場合

ZEH水準の住宅や長期優良住宅を新築する場合、「みらいエコ住宅2026事業」の補助対象になります。
子育て世帯・若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下)であれば対象の幅がさらに広がります。
ユートピア建設では、例年通り住宅省エネ2026キャンペーンに参加しています。 キャンペーンの補助金利用については、お気軽にご相談ください。

リフォームの場合——補助申請は業者にお任せできる

窓を断熱性の高いものに替えたり、古い給湯器をエコキュートに交換したりするリフォームも補助の対象です。
申請手続きは工事を行う業者(登録事業者)が代行してくれるので、お客様自身が書類を用意する手間はありません。
補助金は予算がなくなり次第終了となりますので、ご検討中の方はお早めにご相談ください。

まとめ——「今」の選択が、将来の暮らしと資産を決める

国の住宅計画の改定は、「家は一度建てたら終わり」から「長く使える良い家が評価される時代」への転換を示しています。
省エネ・耐震・長持ちの3つを意識して建てた家は、毎日の暮らしを快適にするだけでなく、将来の資産にもなります。
住宅省エネ2026キャンペーンのような補助金制度を使えば、高性能な家をよりお得に実現できるチャンスです。
「どんな家にすればいいかわからない」という方も、ぜひ一度私たちにご相談ください。
一緒に、後悔しない家づくりを考えましょう。