12月16日 15:54 今こそ考えたい「ヒートショックを防ぐ家づくり」 | 高気密・高断熱・建築士と建てる家 岡崎市ユートピア建設
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2024.12.21

今こそ考えたい「ヒートショックを防ぐ家づくり」

今こそ考えたい「ヒートショックを防ぐ家づくり」

この冬ヒートショックで亡くなられた方のニュースが話題となり、改めてそのリスクが注目されています。
若くても元気でもヒートショックが起こる可能性がある、と認識を新たにされた方も多かったのではと思います。
自分には関係ないと思っていたヒートショック、実は交通事故よりも割合が高く、交通事故の死亡者の約2倍とも言われています。
そこで今回は、ヒートショックを防ぐにはどうしたらい?ヒートショックにならない家づくりとは?について考えていきましょう。

1.ヒートショックはなぜおこるのか

ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心臓や血管に負担がかかることで起こる健康被害を指します。
主な原因は、寒い場所から暖かい場所、またはその逆へ移動した際に体が対応しきれなくなることです。
特に冬場、寒い脱衣所や浴室で発生することが多く、高齢者だけでなく若い世代でも注意が必要です。
ヒートショックによる事故を防ぐためには、まずその原因を知り、生活環境を整えることが重要です。

2.ヒートショックを防ぐ生活の工夫

暖房を効果的に活用する
冬場は脱衣所や浴室に暖房器具を設置して、室温の差をできるだけ小さくしましょう。
暖房器具の無い場合は、浴槽の蓋を開けて蒸気を出しておいたり、シャワーを使って湯張したりと、浴室の温度を上げる工夫をしましょう。

入浴時の注意
お湯の温度は41℃以下に設定し、急激に熱いお湯に入ることを避けることが大切です。
足先の方からゆっくりとあたため、長時間の入浴も避けましょう。
お風呂から出る時は急に立ち上がらないようにしましょう。

適切な衣服選び
家の中でも温度差を感じにくいよう、重ね着などで体温を調整しましょう。

これらの工夫でリスクを抑えることは可能ですが、根本的な解決には住宅そのものの性能が大きく影響します。

3.ヒートショックを防ぐための家づくり

ヒートショックのリスクを大幅に軽減するためには、「家全体が暖かいこと」が何より重要です。
グラフにもあるように、室温が18℃未満の場合に入浴事故のリスクが高まるとされています。
「家全体が暖かい」そのためのカギとなるのが、高気密・高断熱の家づくりです。

高気密・高断熱とは?
高気密とは、家の隙間を少なくして外気を遮断することを指し、精度の高い建築部材・防湿シート・断熱材・気密テープなどを使って隙間を埋め、空気の出入りを防ぎます。 高断熱とは、熱が外に逃げにくい性能を持つことを指し、外壁と内壁の間に断熱材を用いたり、断熱性能の高い窓を設置したりすることで、熱の伝導を防ぎます。
高気密と高断熱の両方を考慮することで、外気の影響を受けにくく、快適な室内環境をキープすることが可能です。

ヒートショック対策としての効果
高気密・高断熱性能に加え、優れた換気システムを併用することで、家中どの部屋も暖かく快適に。
部屋ごとの温度差を最小限に抑え、ヒートショックが起こりにくい環境を提供します。
さらに、省エネ性能も高いため、暖房費を抑えながら快適な暮らしを実現できます。

まとめ

ヒートショックのリスクを防ぐためには、家の性能が重要な役割を果たします。
高気密・高断熱の住宅は、寒い季節でも家中ポカポカで快適な暮らしを実現します。
家づくりを検討する際は、ヒートショック予防の観点から、高気密・高断熱の高性能な住宅にしましょう。
当社は「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2023」で大賞を受賞した、高気密・高断熱住宅専門の工務店です。
ユートピア建設でお家を建てたお施主様からは、「真冬でも本当に暖かく、寒い部屋がない!」とおっしゃっていただいています。
ぜひ一度、モデルハウスでその暖かさを体感してみてください!