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2024.10.01

標準で全棟気密測定をしている理由

 

ユートピア建設は全棟気密測定を実施

こんにちは。ユートピア建設広報の和田です。
「日本の家は寒い」これはよく言われていることですよね。
断熱基準の義務化がなかったことに一因があるとされていますが、ようやく2025年から断熱の義務化がスタートします。

それでは、「日本の家は寒い」ことのもうひとつの大きな要因の気密性能は?
こちらは残念ながらまだ義務化される予定はありません。

お客様に当社を選んでいただいた理由を聞くと、「標準で全棟気密測定をしているからしっかりした会社だと思って」とおっしゃっていただくことがあります。
今でこそ気密測定をしている会社も増えましたが、2020年の導入当時は実施している会社はほとんどありませんでした。
当時は3〜4人で色々手探りしつつ測定にも時間がかかっていましたが、導入から4年の現在では、気密測定技能士の資格を取得した監督が1人で効率よく測定しています。
2023年度お引き渡し物件の平均C値は0.14cm²/m²という、日本でもトップクラスの気密性能です。

1.なぜ気密測定をすることにしたのか

2020年、なぜ気密測定を導入することにしたのか。
家の性能を保証するためには、気密性が非常に重要です。
気密性が高いと、冷暖房の効率が上がり、快適な住環境を長く保つことができます。
しかし、気密数値は断熱数値と違い書類上で算出できないため、実際に現場で測定する必要があります。
弊社では、モデルハウスの気密数値0.15cm²/m²を提示していましたが、果たして本当にその数値が現場でも出ているのか?
お施主様は自分の家の気密がしっかり取れているかを確認したいはずだと、高気密住宅専用の気密測定器を購入することに。

•住まいの性能を客観的に評価するため
•冷暖房効率や快適さを確保するため
•お客様に安心感を提供するため

すべての住宅で一定の品質を保証するために、建築途中で全棟気密測定を実施することを決定しました。
建築途中で測定することにより、断熱箇所の不良などがあった場合にすぐに是正することができます。

2.気密測定を実施するメリット

気密測定を行うことで、気密性能をお施主様に報告できるだけでなく、多くのメリットが生まれます。
しっかりと気密をとることで、お施主様にさまざまな価値をご提供することが可能になります。

•エネルギー効率の向上・・・隙間風を防ぎ、冷暖房効率が上がるため、光熱費の節約に繋がります。
•健康的な室内環境・・・外部の粉塵や花粉、湿気が入りにくく、室内の空気環境が安定します。
•資産価値の向上・・・高性能な住宅は長期的に価値が維持されやすく、売却時にも有利です。

3.これから家を建てるなら目指したいC値

C値(隙間相当面積)は、住宅の気密性能を示す指標です。
一般的にC値は、低ければ低いほど気密性が高いことを意味します。
日本の平均的な住宅の推奨C値は約2.0cm²/m²とも言われていますが、当社では0.14cm²/m²(2023年度お引き渡し物件の平均)です。

•C値1.0以下: 高気密住宅の基準。冷暖房効率が高く、快適な住まい。
•C値0.5以下: さらに高い気密性能を持ち、外部の影響をほぼ感じさせないレベル。

家を建てる際は、0.5cm²/m²以下の数値を意識することで、より快適でエネルギー効率の良い生活が実現します。

 

日本の気候は年々厳しさを増しています。
そんな中でも、家で快適に過ごすためには、高気密・高断熱性能を重視してお家を建てられると良いかと思います。
西三河〜名古屋にお住まいの高気密・高断熱住宅をご検討されている方は、ぜひ弊社にご相談ください。
(※施工エリアは会社から一時間圏内とさせていただいております。施工エリアかどうかはお気軽にお問い合わせください)