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住宅会社を選ぶための「4つの質問」
住宅会社を選ぶための「4つの質問」
こんにちは。ユートピア建設広報の和田です。
いざお家を建てようとなった時に、何から始めたら良いのか分からなかったというお声をよく聞きます。
そりゃあそうですよね、なにせ大多数の人はおうちを建てるのが初めて。
3回建ててようやく理想の家ができる、というのが昔からの言い伝え(?)です。
確かに間取りや動線などにおいては、家族ごとにライフスタイルがあるため一概には言えません。
ですが、性能の面に関しては「ココを重要視しておけば失敗しないであろう」というポイントがあります。
今回は中でも重要な4つのポイントについてご紹介します。
ココをしっかり押さえて、信頼してお任せできる住宅会社を選びましょう!
1.気密測定をしているか?平均C値はどれくらい?
「高気密・高断熱住宅」どのハウスメーカー・工務店もそう謳っています。
断熱性能は計算式で算出できるため、どこも概ね正しい数値を示すことが可能です。
ただ、気密性能を示す【C値(相当すき間面積)】は、計算式では算出することができませんので、一棟一棟現場で測定する必要があります。
専用の測定器や人員も必要なので、全棟測定するのはなかなか大変だからこそ、会社の姿勢を示す指標になるようにも思います。
測定で不良が発見されれば早期に是正することが可能ですし、目に見えない気密性能を数値化することは安心につながりますね。
今でこそ気密測定を実施している会社も少しずつ増えてきましたが、ユートピア建設では2020年とかなり早い段階で気密測定器を導入しました。
高気密住宅専用の測定器で、気密測定技能士の資格を取得した監督が全棟気密測定を実施しています。
2023年度お引き渡し物件の平均C値は0.14㎠/㎡です。(建築途中の気密測定による)
C値は0.5㎠/㎡以下を目安に、気密測定を実施してくれる会社を選びましょう。
2.許容応力度計算の耐震等級3か?
東海地方にお住まいの方なら、小さなことから「大地震がくる」と聞かされて育ったと思います。
そのおかげもあり、耐震に対する意識はかなり高い人が多いと思います。
「耐震等級3を建てている会社を選べばいいでしょ?」
確かにその通りです。でもちょっと待って。
「耐震等級3」には2種類あるのはご存知ですか?
性能表示の耐震等級3と、許容応力度計算の耐震等級3があります。
この計算方法の違いで、強度が全く異なるため注意が必要です。
耐震等級3としか表記していない場合は、ほとんどが性能表示計算。
長期優良住宅の認定を取得する基準に耐震等級3があるため、多くの木造住宅はこの性能表示計算を採用しています。 ですが、最も安全性が高いのは許容応力度計算の耐震等級3で、災害時の防災拠点になる消防署などと同等の耐震性能です。
耐震等級3だからOK!ではなく、計算方式まで確認しておくと安心です。
3.制振ダンパーは採用しているか?
耐震・・・・建物をしっかりかたく造り、地震の揺れに耐え、倒壊を防ぐ。
制振・・・・地震の揺れを吸収しながら揺れ幅を小さくし建物本体へのダメージを減らす。
この耐震と制振を両方兼ね備えることで、より地震に強い家を建てることができます。
制振装置にも様々な種類がありますが、ユートピア建設では震度1の微細な揺れからすぐに効き始め、地震の揺れから建物を守る制振ダンパーevoltzを採用しています。
許容応力度計算の耐震等級3+制振ダンパーの組み合わせで、来るべき地震に備えましょう。
堅牢な家に太陽光発電と蓄電池も組み合わせることで、災害時に在宅避難も可能になります。
4.断熱等級は?平均UA値はどれくらい?
世界的に見て日本の家の断熱性能基準は最低レベルである、ということを聞いたことがある方も多いかもしれません。
欧米諸国において、温暖化対策の一環で断熱性能が法律により義務化されていますが、日本では長らく義務化されていませんでした。
G7の中で、住宅における断熱性能が義務化されていないのは日本だけです。
そのため全く断熱がなく夏暑く冬寒い家ばかりでした。
しかし、2025年ついに住宅の省エネ基準の適合が義務化されます。
これにより、2025年以降すべての住宅で「断熱等性能等級4(0.87・省エネルギー基準)」「一次エネルギー消費量等級4」以上を満たすことが求められるようになります。
さらに、2030年には省エネ基準の水準が引き上げられ、断熱等級5(0.60・ZEH基準相当)が最低等級になる予定です。
ユートピア建設の2023年お引き渡し物件の平均UA値は0.42W/㎡Kでした。
今後の資産価値のためにも、断熱等級5以上を目安に住宅会社を選びましょう。