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  • 建築士ブログ
2024.08.02

高気密高断熱住宅の数値まで気にするなら、次に必ず必要なこと

 

高気密高断熱住宅の数値まで気にするなら、次に必ず必要なこと

(大事だから最後まで読んでくださいね)

断熱性能数値:UA値

高気密高断熱住宅でいう「数値」って、数年前まではあまり具体的に知らない方が多かった印象です。
ここ数年、ZEHの普及や補助金などのおかげで、お客様からUA値いくつですか?と聞かれることが増えました。

ちなみにUA値とは外皮平均熱貫流率。
断熱性能の基準です。
中と外の温度差が1度あるときに、家全体で外皮(窓や屋根、外壁など、屋外の空気に触れている部材)1㎡あたり、どのくらいの熱が逃げるかを示したものになります。
UA値は数値が低い方が優れています。

ユートピア建設で建てさせていただいたおうちの2022年度平均UA値は0.43w/㎡Kです。
HEAT20基準でいうG2グレード(UA値0.46以下)のお客様がほとんどです。

この断熱性能のUA値を比較してらっしゃるお客様が多く、高気密高断熱住宅に関心が高くて日本の家も良くなっていくな〜とは思う反面、UA値の実力をいかんなく発揮するために、必要なこともちゃんと確認してほしいなって思います。

UA値だけ高ければ良いのではない

何の話かと言いますと、UA値ってあくまでも計算上の話なんです。
極端な話ですが、UA値がものすごく良くても、施工が悪かったらそれだけの性能はしっかりと出ません。

冬場に着るダウンジャケットを想像してみてください。
ダウンジャケットに使うダウンを何にするか、どれだけの量をいれるか、を計算して出すのがUA値です。
縫製が悪く、もし穴が空いてたらそこからスキマ風が入ってきて、寒いですよね。
また何回も着ていたら、ボタンがとれたりほつれたりしてダウンが飛び出してしまうと、寒くなったり着れなくなったりします。

つまり、ちゃんと作られていることが大前提で、その上で計算したことが生きてきます。

断熱性能以外に重要なこと

これをおうちに置き換えると、現地でスキマがないかを確認することが大切。
これが気密性能C値ですね。
他の人の家のC値ではなく、自分の家のC値をみなくては性能がちゃんとでるかは分かりません。
そのために気密測定が必要ですね。
またちゃんと施工されているかを確認するのが、検査です。
これは全行程で検査が必要です。
そのため3~4回検査すれば大丈夫ではなく、最低でも10回の検査がいいです。
服でもそうですが、縫製してる人と検品してる人は別なことが多いと思います。
作っている人だと判断が甘くなりがちなので、第三者の検査だと安心ですよね。
これは長年安心して住んでいただくためにも、オススメです。

ちなみにC値とは、隙間相当面積:気密性能の基準です。
家全体でどのくらい隙間があるかを示すもので、数値が小さいほど隙間が小さいということなので、気密性が良いということになります。

まとめ

まとめると、UA値を気にして高断熱にするなら、 ちゃんと計算どおりの建物ができてるかの気密測定と第三者の10回検査(インスペクション)すると安心ですね。
高気密高断熱と耐震性能については、こちらのコラムでも書いています。
ぜひこちらもご一読くださいね。

建築士と建てる家

【岡崎市・豊田市・安城市・西尾市で高気密高断熱で高性能な住宅を建てるなら ユートピア建設】 二級建築士 山口玲以子

私は双子2組の4人の子持ちの母で、フルタイムで働いてます。
そのため自分自身の生活の中でも家事楽はかなりの重要ポイント!
お施主様にあった、住みやすい家事楽な家・収納上手な家の設計が得意です。

ユートピア建設では、初回打ち合わせから建築士がご担当いたします。
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