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現場ブログ:床見切りを見切るには
「高気密・高断熱・建築士と建てる家」岡崎市の注文住宅工務店ユートピア建設、現場監督の神谷です。
私達が造っているお家のこだわりポイントやヒミツをご紹介したいと思います。
床見切りについてご紹介♪
今回ご紹介するのは床見切りについてです。
フローリング材、無垢材、クッションフロア、タイルカーペット、etc…
床の材質を変えたい時、もしくは色や張り方向などを変えたい時、
材料と材料の間には継ぎ目が発生し、何かで見切る必要が生じます。
そんな時に使う部材が床見切りです。
種類もいろいろありまして、それぞれに特徴があります。
見た目を重視しがちなポイントですが、特性も知っておくと、より有意義な選択ができますよ。
ユートピア建設で現在よく使用しているものは以下の三種類です。
①キャップ式の床見切り材
床見切りとして広く使用されているタイプ。ユートピア建設でも標準で採用しています。
材料と材料の間に受け部材を固定して、その上にキャップのように見切りをはめ込んで取付けます。
材料端部の上からキャップが覆い被さるため、後の隙間が生じにくいのが利点。
交換も比較的容易なため、傷ついたり色を変えたくなったりしても対応できます。
存在感はそれなりにあるので、床素材の近似色に揃えるのがオススメです。
②埋め込みタイプの床見切り材
部材を床材に埋込むタイプ。ユートピア建設ではオプションとして選べます。
細くてスタイリッシュ、存在を強調しないため、人気がありますね。
当社では金属製の部材を床下地層に埋め込んで施工しております。
埋め込んでいるため、耐久性はバッチリ。外そうとしても、下地ごと剝がさないと外れません。
各部材の接合部分にはわずかながら隙間が生じます。
素材によって伸縮の程度が違うため、後々、隙間が若干広がる可能性はあるかも。
③引き戸レールと一体型の床見切り材
引き戸のレールと一体となったタイプ。
構造としては①に近しく、中心に引き戸が走るレールがはまっております。
機能を内包する分、存在感はあるため、戸枠に色を合わせる方が多いですね。
レールにゴミが溜まってきたら、こまめに掃除をしてくださいね。
引き戸を吊りタイプにするとレールは必要なくなるため、こちらの見切りもつかなくなります。
空間を一体化させるため、見切りを減らそうという選択肢。
素材の変化を強調するため、見切りを増やそうという選択肢。
足元でささやかな存在ながら、意外と目につきやすい部分でもあります。
メーカーさんも日々改良を続けている床見切り。
我々も納め方を日々研究しながら、新しいものを積極的に取り入れていきたいと思っております。